SESでスキルを高める秘訣とは?

SESはエンジニアがスキルを高める最適な方法だと言えます。
しかし、SESのエンジニアになればスキルが高まるというわけではありません。
現実は大半のエンジニアがスキルを高めることができずにSESで疲弊して終わっていくのです。
では、なぜそのようなことが起きるのでしょうか?
短期間で様々な現場を経験することができるのにも関わらず、スキルを高められない原因は、複数あります。
今回は、そのポイントを解説しながらスキルを高めていくための秘訣を共有していきます。

まずは慎重に現場を選ぶ

自分が参画する現場は絶対に慎重に選びましょう。
どんなに優秀なエンジニアであっても、参画した現場が全く何も関わることができなければ、スキルが高められることはありません。
そのため、ある程度の裁量があり柔軟に立ち振る舞う事のできる現場や、自分のステップアップのために必要なことができる現場に行くことが最低限必要となります。
しかし、現場を選ぶことができないケースもあると思います。
その原因はいくつかありますが、一つは所属会社の営業力不足です。
これが原因の場合は早急に所属会社を変えるべきですが、どんなに優秀な営業マンでもスキルのないエンジニアを決めることはできません。
自分のスキルがないことが原因で行きたい案件に行けないのに、会社のせいにしてしまうことが最悪なケースです。
無駄に転職活動をするだけになりますので、まずは自分のスキルを把握して、スキルが無ければスキルを身につける努力をしてください。

現場の中で実績を作り、自分のできる範囲を明確に相手に伝える

自分のやりたいことができる現場に参画できたとしても、所詮は外部の協力者です。
そのため、現場である程度自由に動き回れるようになるのには少々コツがいります。
まずは、与えられた仕事を確実にこなしていくことです。
ただし、与えられた仕事をただこなすのではなく、期日に余裕を持ってこなしたり、要望を汲み取ってプラスオンするような動きが必要となります。
このような行動を取ることで、現場の人が想定している以上のパフォーマンスを発揮していると思われます。これによって自分のできる範囲を明確に伝えるとともに、相手が思って以上にスキルがあるという印象をつけることができます。

周りの困っている社員の人のサポートを余った時間で行う

余った時間があれば、サボるのではなく必ず他の困っている人のサポートを行うようにしましょう。
できれば協力会社の外部の人ではなく社員の人のサポートをしたほうが良いです。
社員の人から協力会社の人のサポートをしてと言われたらそちらを優先する感じで問題ないです。
この行動によって、チーム全体としての自分の存在価値を高めることができます。
また、存在価値を高めると同時に、チーム全体の進捗率を高めることにもつながるため、相手をサポートする動きによって大幅に全体の進捗が改善され、プロジェクトを仕切っているリーダーやマネージャーへの貢献にも繋がります。

勉強会などに社員の人とともに参加する

プロジェクトに余裕がある場合は、積極的に社員の人と交流しましょう。
ただ、遊びに行くような交流も大事ですが、可能であればセミナーや勉強会のようなイベントに参加する動きを行ってください。
これによって、社員との交流だけでなく自身のスキルアップにも繋がり一石二鳥です。
また、もし次の新しいプロジェクトが立ち上がるような場合には、他社での成功事例などをセミナーなどで学び、そのプロジェクトに活かしていく動きも可能となります。

参画している現場に自社の社員を複数名入らせてチームを組む

自分の存在感を高めていくためには、一人で動くよりも複数人で動いたほうが効率的です。
しかし、外部の協力者という立場で複数人で動くというのはとてもむずかしいです。
そのため、効率的に動くのにはコツがあります。
それは自分のプロジェクトに自分と接点がある方をアサインさせることです。
所属会社にて信頼できる人がいれば、すぐにその動きを行いましょう。
ただ、全く信頼を得ていない状態で現場にてその提案をするのは逆に印象を悪くする場合もあります。
なので、最初は現場の状況を細かく所属会社の営業に共有して、営業を経由して現場にエンジニアを入れていくようにしましょう。

信頼を勝ち取って作業の範囲を拡大させることがマスト!

色々言いましたが、結論どれも現場で信頼を勝ち取ることに集約されます。
信頼を勝ち取るためにはどのような行動を取るべきかというのを考えて行動すれば、自ずと信頼は高まっていきます。
まずは、常に現場でアンテナを張って何を行うことが最適なのかを考えながら行動してください。
これによって、少しずつ社員との繋がりを太くしていくことが大事です。
ただし、これは媚びを売るような行動をしろというわけではないです。
しっかりと結果にコミットして、その結果社員との繋がりが太くなるというイメージです。
媚を売っても、自分が何もしていなければ誰かからいずれは指摘されます。
鎧をすべて剥がされて、結果的に印象が悪くなって現場を退場する事になってしまいます。
相手のもの止めていることをそつなくこなし、プラスアルファで何かをこなすことができれば、信頼は加速度的に増えていきます。
それを実行できるかどうかがSESでスキルを高める最短ルートになるのです。